「2011年報道写真展」の関連イベントとして、12年3月31日(土)に横浜市の日本新聞博物館で「親子写真教室」が開かれ、小中学生とその保護者ら10家族22人が参加した。講師は共同通信社の冨田晴海写真部次長、東京新聞写真部の笠原和則デスク、東京写真記者協会の花井尊事務局長が務めた。カメラはキヤノンマーケティングジャパンの協力で、子供一人に1台貸し出した。この日はあいにく横殴りの雨で外へ出られず、子供たちはデジタル一眼レフカメラを手に、博物館の中で思い思いの構図を狙って撮影、取材をした。撮影後、新聞博物館の新聞製作工房でミニ新聞作りに臨み、講師に指導を受けながらA3新聞を作って楽しんだ。5階に展示してある小型取材ジェット機「はやて」の窓から撮影する父親を、講師の肩車から撮影して1面トップに据えたり、「春の嵐」みたいな雨の街頭写真を組み込んでニュースっぽく作るなど大胆なミニ新聞が数々あった。写真の持つ面白さや魅力を自ら体験しながら新聞作りを身近に感じてもらう楽しいイベントだった。