コラム
COLUMN
2月のコラム
2015.2.1 朝日新聞社東京本社 写真部 樫山 晃生
社会面や文化面など、新聞にはいろいろな面があるように、新聞社や通信社で働くカメラマンの仕事も様々です。よくイメージされる事件や事故現場の取材はもちろん、国会や経済、スポーツまであらゆる分野の撮影をこなさなければなりません。
ポートレートなどのフィーチャー写真も大事な仕事の一つです。この写真は時津剛カメラマンが正月の特集用に撮ったAKB48の写真です。朝日新聞社の地下にある写真スタジオを使って撮影されました。風船が空中に浮いているように見えるのは、背景を飛ばすことによってひもの部分が背景に溶け込んでいるからです。ジャンプしているメンバーと風船が真っ白な光の中を飛んでいるような写真になりました。朝日新聞出版の写真部にも在籍したこともある時津カメラマン、さすがです。
彼のアレンジで先日、写真部員のためにスタジオ撮影の研修が行われました。なかなか触れる機会のないスタジオ機材の説明に始まり、実際にストロボを設置して撮影の実習をしました。
カメラも日々進歩しており、新しい技術も吸収していかなければなりません。得意な分野についての情報を伝え合ってレベルアップしていけるのが理想だと思っています。
2015年1月