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東京写真記者協会賞-2025年グランプリ
「シリア 絶望の収容所」
朝日新聞社 内田 光
2024年12月、父子2代にわたって圧政をしいてきた中東シリアのアサド政権が崩壊した。混乱する現地で、政権の恐怖による統治を支えてきた秘密収容所の姿を明らかにした
ダマスカス中心部にある総合情報部の「251支部」(通称・ハティブ支部)。拷問が行われたとされ、地下の独房の壁には日付を数えた線など、様々な書き込みが残されていた (シリア・ダマスカス 2024年12月15日)
軍事情報部の秘密収容所「235支部」(通称・パレスチナ支部)。収容されていたというサレハ・ヤヒヤさんは、むちで打たれるなどの拷問を受けたという (シリア・ダマスカス 2024年12月13日)
アサド政権下で処刑や拷問があったとされるセドナヤ刑務所。床には大量のロープが残されていた (シリア・ダマスカス郊外 2024年12月14日)
処刑や拷問があったとされるセドナヤ刑務所で、行方がわからなくなっている家族の手がかりなどを探す人たち (シリア・ダマスカス郊外 2024年12月14日)
処刑や拷問があったとされるセドナヤ刑務所を取り囲む壁。鉄条網も設置されていた (シリア・ダマスカス郊外 2024年12月14日)
一般ニュース部門賞(国内)
「名コンビ誕生!?日米首脳が米空母で演説」
毎日新聞社 後藤 由耶
米原子力空母「ジョージ・ワシントン」の艦内で演説に臨むトランプ米大統領(右)と高市早苗首相。米兵の歓声に応える首相の振る舞いは議論を呼んだ(神奈川県横須賀市)2025年10月28日
一般ニュース部門(海外)
「真夜中の避難 ロシアからの攻撃で火災」
共同通信社 深井 洋平
ロシア軍の攻撃で起きた住宅火災現場前で子どもを抱え屋外に避難した女性。氷点下に冷え込む中、「ママ」と泣き出す子どもをあやしながら、夜空に上がる炎を心配そうに見つめていた。(ウクライナ・キーウ州)現地時間2025年2月26日
企画部門賞(国内)
「国内最大級の山火事に襲われた岩手県大船渡市」
読売新聞東京本社 永井 秀典 帖地 洸平 関口 寛人
平成以降では国内最大の約3370ヘクタールが焼けた岩手県大船渡市の山林火災。大規模な自然災害を前に無力感にさいなまれる人たち、直視できず目を背けて顔を覆う女性、がれきと化した街と、鎮圧後の無残な姿を取材した。写真はすべて岩手県大船渡市で
炎が上がる山林をぼうぜんと見守る人たち2025年3月2日
上空からの散水のため、海水をくみ上げる自衛隊のヘリコプター。懸命な消火活動が1週間以上続けられた(本社機から撮影)2025年2月28日
集落に迫る炎と煙の光景に背を向け、顔を覆う女性2025年3月3日
火災の影響でがれきと化した住宅地。住宅被害は約90棟に上り、50棟以上が全壊した2025年3月10日
発生から約半年。復旧作業が進む一方で火災により焼け焦げた山林が今も残る現場(ドローンから撮影)2025年8月14日
企画部門賞(海外)
「怒りと悲しみと歓喜と 独裁政権陥落のシリア」
毎日新聞社 和田 大典
シリアで2024年12月、シャラア氏率いる反体制派がアサド政権を打倒した。国民に対する弾圧や13年に及ぶ内戦を経て、シリアは暫定政権のもと国家再建へ歩み始めた。半世紀以上の独裁体制から解放された首都の空気は、歓喜の渦に過去の苦痛と悲しみ、将来への希望と不安が入り交じっていた
セドナヤ刑務所で見つかった遺体が運ばれた病院を訪れ、遺体安置所の中を見て涙を流す女性。アサド政権下で「政治犯」とされた人々が収容された同刑務所で行方不明となった親族を捜しているが、手がかりは見つからなかった(シリア・ダマスカス)現地時間2024年12月14日
シリア軍基地の職員らの集合住宅で、家財を車に積み込み退去する人たち。住宅はアサド前大統領と同じ宗派・アラウィ派の人々が多く暮らしていたが、報復を恐れる住民は住まいを移していた(シリア・ダマスカス近郊)現地時間2024年12月16日
首都中心部にあるウマイヤド広場で喜びの声をあげる女性たち。アサド政権崩壊後、広場には連日人々が集まり、後に新国旗となる反体制派の旗を掲げるなど、歓喜の輪が広がった(シリア・ダマスカス)現地時間2024年12月12日
白いペンキで塗りつぶされるアサド政権時代の国旗が描かれた店舗のシャッター。ある店主は「みんな白色に塗りたいんだよ。平和の白だからね」(シリア・ダマスカス)現地時間2024年12月14日
パレスチナ難民が多く暮らすヤルムーク地区。内戦中は完全封鎖されて餓死者が出たり、過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下になったりした時期もあり、アサド政権による空爆で破壊された多くの建物が手つかずのままだった(シリア・ダマスカス南部)現地時間2024年12月14日
スポーツ部門賞(国内)
「競り合って、称えあって ~勝負を分けた0.003秒~」
産経新聞社 酒井 真大
100メートル障害決勝、女子ハードラーたちの勝負は写真判定までもつれ、電光掲示板の結果は二転三転。2位の中島ひとみをわずか1000分の3秒差で制した田中佑美(中央右)が初優勝。しのぎを削ったライバルたちが輪になって祝福しあい、陸上日本選手権のトリを飾った(国立競技場 7月6日)
スポーツ部門賞(海外)
「顔出しNG?~消えたMLBの“顔”~」
サンケイスポーツ新聞 蔵 賢斗
相手投手の厳しい内角攻めに、のけぞってかわしたドジャース・大谷翔平。(米国・サンフランシスコ 9月14日)
文化芸能部門賞
「兄さん、ですよね」「妹、でしたっけ、、、」
報知新聞社 宮崎 亮太
徳勝龍(現千田川親方)にそっくりと評判のお笑いトリオ「3時のヒロイン」のかなでさん。断髪式で対面し、激似の具合に驚きながらも引退した「兄」をねぎらった(両国国技館、2月1日)
〈奨励賞〉一般ニュース部門(国内)
「初の女性首相に“熱視線” 第104代首相に高市氏」
共同通信社 武隈 周防
衆院本会議で第104代首相に指名され、拍手を受けながら起立する自民党の高市早苗総裁。憲政史上初となる女性首相が誕生した(2025年10月21日)
〈奨励賞〉一般ニュース部門(海外)
「家族も家も失った ウクライナ侵攻3年」
朝日新聞社 藤原 伸雄
ロシア軍の攻撃によって破壊された自宅の跡地で、亡くなった家族の写真に口づけするバレンティナ・バシルチェンコさん。「苦痛と苦悩の3年間です」と何度も目元をぬぐった(ウクライナ・チェルニヒウ 2月11日)
〈奨励賞〉企画部門(国内)
「万博がつないだ輪 課題乗り越えた祝祭」
日本経済新聞社 松浦 弘昌
連日入館待ちのにぎわいを見せたイタリア館。イベントでは国旗色のリボンカスケードにより大屋根リングと結ばれた(360度カメラで撮影)場所はいずれも大阪市此花区 9月7日
パビリオン「EARTH MART」で、食卓を囲むようにスクリーンをのぞく来場者ら。生きる上で不可欠な食事を見つめ直した(6月24日)
ミストのショーを楽しむ人たち。夏は連日の猛暑に見舞われ、涼を得る来場者の姿が目立った(4月19日)
大屋根リングやパビリオンの明かりが浮かび上がる会場の夜景。会期序盤は想定を下回る来場者数で比較的すいていた(4月16日)
会場で公式キャラクター「ミャクミャク」と記念撮影をするファン。会期後半になるにつれ混雑し、来場予約も困難になった(5月13日)
〈奨励賞〉企画部門(海外)
「ウクライナ2022~2025 失われる命、失わない希望」
読売新聞東京本社 三浦 邦彦
ロシア軍のウクライナ侵略から3年。トランプ米大統領の仲介も及ばず、今も攻撃の音が響く。戦争の悲惨さを世界に知らせるために、現地の報道を続けている
戦死したウクライナ軍兵士のひつぎを抱きしめる恋人。兵士は1月29日、ロシア軍の迫撃砲で死亡した。翌日には一時戦場を離れ、この恋人と会う予定だった(ウクライナ・リビウ)2025年2月8日
キーウにある独立広場では戦死者を追悼する旗が立てられている。2022年6月に撮影したまだ芝生が目立つ広場(ウクライナ・キーウ)2022年6月23日
戦争開始から約3年。芝生が目立っていた広場は無数の旗、遺影、花で埋め尽くされていた。2月、ウクライナのゼレンスキー大統領は侵略開始以降4万5千人以上のウクライナ兵が死亡したと明らかにした(ウクライナ・キーウ)2025年2月16日
ロシア軍によって自宅を破壊されたオレクサンダ・ヘラシメンコさん(右)と家族(ウクライナ・キーウ近郊)2022年6月17日
修復された自宅とオレクサンダさんと家族。「3年前に言ったでしょ。絶対に自分たちの家を再建させるって」と力強く語った(ウクライナ・キーウ近郊)2025年2月15日
〈奨励賞〉スポーツ部門(国内)
「見つめる先に 村竹ラシッド」
朝日新聞社 友永 翔大
世界陸上の男子110メートル障害決勝でスタート位置につき、ゴールを見据える村竹ラシッド。5位となった村竹は競技後「何が足りなかったんだろう」と涙を流し、「何年かかってもメダルをとりたい」と未来への決意を述べた(国立競技場 9月16日)
〈奨励賞〉スポーツ部門(海外)
「サヨナラ弾で新ポーズ披露」
スポーツニッポン新聞社 沢田 明徳
ブレーブス戦でサヨナラ本塁打を放った大谷翔平は手荒い祝福を受けながら2025年シーズンの新たな決めポーズで生還(米国・ロサンゼルス 4月2日)
〈奨励賞〉文化芸能部門
「出しすぎっ!」
中日スポーツ 市川 和宏
映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」のジャパンプレミアに登壇した主演の高橋一生さん(右)。妻で共演者・飯豊まりえさんの大胆な衣装に、思わずのぞきこむ(東京・六本木)2025年5月12日
〈特別賞〉2025年度新聞協会賞
「JR貨物脱線事故 破断した腐食レール」のスクープ写真
北海道新聞社 野澤 俊介
貨物列車脱線事故現場の踏切から運び出されるレール。作業員が手を放した一瞬、破断したレールの断面を正面から捉えることができた=2024年11月17日、北海道森町富士見町
破断したレールは著しく腐食(左)。くびれ部分の「腹部」は撤去作業で切断されたレールの断面(右)と比べ極端に痩せ細っていた=2024年11月17日、北海道森町富士見町
〈特別賞〉2025年度新聞協会賞
写真連載「里海の今」
中国新聞社 河合 佑樹
増える青物
水しぶきを上げて暴れるブリ。魚体が現れ、船上はお祭り騒ぎだ(360度カメラで撮影)(広島県廿日市市・宮島沖 2023年10月28日)
ノリ養殖 色とりどりの網が海面に並ぶ育苗(ノリ養殖の工程の一つ)の作業。網の間を船が通り、洗浄が進む(広島県福山市・田島沖/ドローンから 2023年11月8日)
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