©2019 TOKYO PRESS PHOTOGRAPHERS ASSOCIATION
東京写真記者協会賞(2015年グランプリ)
「安保法案にNO!」
東京新聞 河口 貞史 
安保関連法案に反対し、国会議事堂正門前の道路を埋め尽くし廃案を訴える大勢の人たち
一般ニュース部門賞(国内)
「濁流からの生還」
読売新聞東京本社 林 陽一 
台風18号から変わった低気圧の影響で、栃木県や福島県では50年に1度の規模の記録的な豪雨となった。茨城県常総市の鬼怒川では堤防が決壊。自宅にあっという間に濁流が押し寄せた坂井正雄さん(左)は、近くの電柱につかまり必死にこらえた。また、長男(右)は自動車の屋根に乗ったまま流された。この後2人とも自衛隊のヘリに救助され、九死に一生を得た。
一般ニュース部門賞(海外)
「天津で倉庫大爆発」
読売新聞東京本社 田村 充 
中国・天津市浜海新区の工業地帯で化学物質を保管する倉庫で火災が起き、その後、巨大な爆発が発生した。倉庫があった現場には、直径約100メートルの巨大な穴が空き、周辺には黒こげになった大量の車両が並んだ。死者、行方不明者は165人以上に。
企画部門賞(海外)
「海を越え、さまよう難民(5枚組の1枚)」
読売新聞東京本社 片岡 航希 
シリアの内戦やイスラム過激派組織「イスラム国」の台頭により、迫害から逃れようとシリアやイラク、アフガニスタンなどからの難民や移民が欧州に押し寄せている。彼らは、ギリシャ、東欧を経由して希望の国ドイツを目指す。10月までにその数は50万人を突破した。「母国を愛している。でもこうするしかなかった」。彼らは口をそろえてこう言う。 苦難の道のりを追った。
トルコ(後方)から家族6人でゴムボートに乗りレスボス島に上陸し安堵の表情を見せた、イラク人数学教師ラグダ・アルハシムさん(48)。海岸に居合わせたオランダ人観光客がふらつく足を素早く支えた。
企画部門(国内)
「70年後の夏(5枚組の1枚)」
東京新聞 梅津 忠之 木口 慎子 由木 直子 潟沼 義樹 
老若男女でにぎわう靖国神社の「みたままつり」。ちょうちんの光あふれる参道では記念撮影する若者が多い =7月13日(東京都千代田区)
スポーツ部門賞(国内)
「185キロ差を制す」
スポーツニッポン新聞社 村上 大輔 
大相撲秋場所7日目 185キロ差対決で275キロの大露羅(奥)を90キロの瞬迅が押し出しで破る
スポーツ部門賞(海外)
「武藤の頭をキャッチするイランGK 同点ゴール」
報知新聞社 竜田 卓 
イランとの親善試合で武藤がヘディングでゴールを決めるが、GKはボールではなく武藤の頭をキャッチ
文化芸能部門賞
「マエストロ、節目の年に挑む」
朝日新聞社 郭 允 
「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に改称される音楽祭の準備を推し進める小澤征爾さん
奨励賞一般ニュース部門(国内)
「鬼怒川決壊 懸命の救出」
産経新聞社 大山 文兄 
記録的豪雨で増水した鬼怒川の堤防が決壊し、屋根の上で犬を抱きながら救助を待つ住民。自衛隊ヘリなどが取り残された住民の救助に当たった。
奨励賞一般ニュース部門(海外)
「パリで同時テロ(4枚組の1枚)」
産経新聞社 大西 正純 
フランスのパリ中心部の劇場やレストランなどで、銃乱射や爆発などが相次ぎ、仏大統領は非常事態を宣言した。
同時多発テロの現場となったレストランでは、窓ガラスの弾痕に花が手向けられた
奨励賞企画部門(国内)
「私たちの家族(4枚組の1枚)」 
朝日新聞社 白井 伸洋 
性的少数者(LGBT)らの「家族のかたち」が受け入れられつつある。東京都渋谷区が3月、同性カップルを結婚に準ずる関係と認める同性パートナーシップ条例を全国で初めてつくり、一石を投じた。時代ごとに家族のあり方を映してきた「食卓」を舞台に、LGBTカップルの今を切り取った。
奨励賞企画部門(海外)
「ネパール大地震(3枚組の1枚)」
産経新聞社 早坂 洋祐 
大地震が発生し、建物の崩壊、雪崩、土砂災害など甚大な被害が広範囲に及んだ 救援物資のペットボトルを受け取る被災した子供たち
奨励賞スポーツ部門(国内)
「グラブの隙間からキラリ」
サンケイスポーツ新聞 今野 顕 
楽天ドラフト1位の安楽智大投手の初ブルペン入りでの一コマ。大久保監督(当時)が「まっすぐは(田中)将大に似ている」と評する右腕は、左手を大きく上げる独特のフォームで42球を投げ込んだ。開いたグラブの隙間からは、未来を見据える鋭い眼光をのぞかせた
奨励賞スポーツ部門(海外)
「澤魔神」
日刊スポーツ新聞社 菅 敏 
W杯準決勝イングランド戦を控えた練習中、髪の毛を大きく逆立てる澤穂希の姿があった。この日、佐々木則夫監督が澤の起用に関し、「後半の苦しい場面から投入する大黒柱としての役割」を表明。野球で言うならば最後を締めくくるクローザー、さながら「澤魔神」として2連覇が期待された。
奨励賞文化芸能部門
「プライド~女優・川島なお美」
スポーツニッポン新聞社 長久保 豊 
シャンパンPRイベントに登壇した川島なお美さん。体を気遣い手を差し伸べる夫の鎧塚俊彦さんや関係者を制して舞台を降りた。川島さんはこのあと9月24日に亡くなった。
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